2026年度ITストラテジスト試験はどう変わる?CBT化・試験日程・変更点を解説

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2026年度ITストラテジスト試験の変更点を解説

ITストラテジスト試験は、2026年度からCBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。

これまでのペーパー方式からCBT方式へ変わるため、

「試験内容も大きく変わるの?」

「いつ受験すればいい?」

「これまでの過去問は使える?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、2026年度は試験方式がCBTに変わりますが、ITストラテジスト試験の出題内容が全面的に変わるわけではありません。

一方で、試験日程や科目名称、受験方法など、受験前に知っておきたい変更点があります。

この記事では、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公表している2026年度の情報をもとに、ITストラテジスト試験の変更点をわかりやすく解説します。

※この記事は2026年8月23日時点でIPAが公表している情報をもとに作成しています。

2026年度ITストラテジスト試験の主な変更点

2026年度のITストラテジスト試験で特に押さえておきたい変更点は、次の3つです。

・試験方式がCBT方式になる
・科目の名称が変更される
・1日固定ではなく、科目ごとに一定の試験実施期間が設けられる

一方、IPAによると、CBT方式への移行によって、各試験区分で問われる知識・技能の範囲そのものに変更はありません。

また、出題形式・出題数・解答数・試験時間などについても変更はありません。

そのため、2026年度は「ITストラテジスト試験そのものが全面的に変わる」というより、試験の実施方法が大きく変わる年度と考えるとわかりやすいでしょう。

なお、現行の試験制度は2026年度の試験実施をもって終了し、2027年度から新試験制度へ移行する予定です。

2026年度のCBT化と、2027年度からの新試験制度への移行は分けて考える必要があります。

IPA「ITストラテジスト試験」

2026年度からITストラテジスト試験はCBT方式に

2026年度のITストラテジスト試験は、CBT方式で前期に実施されます。

CBTとは「Computer Based Testing」の略で、コンピュータを利用して実施する試験方式です。

受験者は試験会場に行き、会場に用意されたパソコンの画面に表示される問題を読み、キーボードとマウスを使って解答します。

従来は決められた試験日にペーパー方式で受験していましたが、2026年度からは一定の試験実施期間の中から受験する方式に変わります。

特に大きな違いは、科目A群と科目B群でそれぞれ異なる試験実施期間が設定されていることです。

従来のように、すべての科目を同じ1日に受験する方式ではない点に注意しましょう。

IPA「CBT方式での実施について」

2026年度ITストラテジスト試験の日程

IPAが公表している2026年度前期のITストラテジスト試験の日程は、以下のとおりです。

・申込受付期間:2026年10月6日~10月24日
・科目A-1・A-2試験:2026年10月17日~10月27日
・科目B-1・B-2試験:2026年11月11日~11月23日

ITストラテジスト試験を受験する場合、まず2026年10月6日から10月24日までの申込受付期間中に申し込みを行う必要があります。

その後、科目A-1・A-2と科目B-1・B-2を、それぞれ設定された期間内に受験します。

特に注意したいのが、科目A群と科目B群の実施期間が異なることです。

2026年度に受験する予定の方は、従来の試験日程の感覚で準備するのではなく、IPAが公表する最新の受験案内を確認しておきましょう。

IPA「2026年度の申込受付期間・試験実施期間」

「午前・午後」から「科目A・B」に名称変更

CBT方式への移行に伴い、従来の試験科目の名称も変更されます。

ITストラテジストなどの高度試験では、

「午前Ⅰ」→「科目A-1」
「午前Ⅱ」→「科目A-2」
「午後Ⅰ」→「科目B-1」
「午後Ⅱ」→「科目B-2」

へ変更されます。

名称だけを見ると大きく変わったように感じるかもしれません。

しかし、IPAによると、科目名称が変更されても、出題形式・出題数・解答数・試験時間などに変更はありません。

また、従来の午前Ⅰ試験の免除制度についても、科目A-1試験の免除制度として継続されます。

それでは、2026年度のITストラテジスト試験について、それぞれの科目を確認してみましょう。

科目A-1の試験内容

科目A-1は次の内容です。

・試験時間:50分
・出題形式:多肢選択式(四肢択一)
・出題数:30問
・解答数:30問

高度IT人材に必要となる共通知識が問われる科目です。

一定の条件を満たす場合には、科目A-1試験の免除制度もあります。

免除の対象になるかどうかについては、自分の資格取得時期や過去の試験結果なども関係するため、IPAの最新の受験案内を確認しましょう。

科目A-2の試験内容

科目A-2は次の内容です。

・試験時間:40分
・出題形式:多肢選択式(四肢択一)
・出題数:25問
・解答数:25問

科目A-1と同じく四肢択一式ですが、ITストラテジストに対応した専門的な内容が中心になります。

科目B-1の試験内容

科目B-1は次の内容です。

・試験時間:90分
・出題形式:記述式
・出題数:3問
・解答数:2問

従来の午後Ⅰに相当する科目です。

問題文から企業や事業の状況を読み取り、設問に対して適切に記述する力が求められます。

単純に知識を暗記するだけではなく、問題文の状況を整理し、設問で求められている内容を限られた文字数で回答する力が重要です。

科目B-2の試験内容

科目B-2は次の内容です。

・試験時間:120分
・出題形式:論述式
・出題数:2問
・解答数:1問

ITストラテジスト試験の大きな特徴ともいえる論述式の科目です。

与えられたテーマに対して、自分の経験や想定した事例などをもとに論文を組み立てます。

ITに関する知識だけではなく、経営戦略や事業戦略とITをどのように結びつけるかという視点が重要になります。

ITストラテジスト試験全体の特徴や難易度については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ITストラテジストとは?試験内容・難易度・取得するメリットをわかりやすく解説

CBT化で試験対策は変えるべき?

2026年度からCBT方式になりますが、これまで勉強してきた内容が無駄になるわけではありません。

IPAによると、CBT方式への移行によって、各試験区分で問われる知識・技能の範囲そのものに変更はありません。

また、出題形式・出題数・解答数・採点方式・配点・合格基準についても変更はありません。

そのため、2026年度を受験する場合も、

・過去問を使って出題傾向を把握する
・科目A-2の専門知識を固める
・科目B-1の記述問題に慣れる
・科目B-2の論文対策を行う

といった基本的な学習は引き続き重要です。

特に科目B-2については、本番になってから初めて論文を考えるのではなく、あらかじめ複数のテーマで使える題材を準備しておくと対策しやすくなります。

CBT化だけを理由に、これまでのITストラテジスト対策を全面的に変える必要はないでしょう。

科目ごとの具体的な対策方法や、独学での学習順序については、以下の記事で詳しく解説しています。

ITストラテジストの勉強方法は?独学の進め方と3か月学習スケジュール

CBT化で注意したいポイント

試験内容そのものに大きな変更がなくても、試験方式が変わる以上、受験時の操作方法などは事前に確認しておきたいところです。

2026年度のCBT方式では、会場のパソコンを使い、キーボードとマウスで解答します。

また、IPAによると、試験時間中に使用できるメモ用紙や筆記用具は試験会場で用意されたものが配布され、自分で用意したものを試験室に持ち込むことはできません。

さらに、2026年度のCBT試験では試験問題は非公開とされ、第三者への開示も禁止されています。

従来のペーパー方式とは異なる点もあるため、実際に受験する際には、本記事だけで判断せず、必ずIPA公式サイトの最新の受験案内や注意事項を確認してください。

2027年度には新試験制度へ移行予定

もう一つ注意しておきたいのが、2027年度から予定されている情報処理技術者試験の制度変更です。

IPAによると、現行試験制度は2026年度の試験実施をもって終了し、2027年度から新試験制度へ移行する予定です。

つまり、

2026年度:現行制度のもとでCBT方式へ移行

2027年度:新試験制度へ移行予定

という流れになります。

「CBT化」と「試験制度の見直し」を同じ変更として捉えないよう注意しましょう。

2026年度にITストラテジスト試験を受験する方は、基本的には2026年度の試験制度に沿って対策を進めることになります。

一方、2027年度以降に受験する予定の方は、新試験制度についてIPAから公表される最新情報を確認する必要があります。

2026年度に受験する人が今からやるべきこと

2026年度のITストラテジスト試験を受験するのであれば、CBT化そのものを過度に意識するより、まず試験対策を進めることが重要です。

具体的には、

1.試験日程と申込期間を確認する
2.自分が科目A-1免除の対象か確認する
3.科目A-2の知識問題を対策する
4.科目B-1の過去問を解く
5.科目B-2で使える論文テーマを準備する

といった順番で準備するとよいでしょう。

特に科目B-2は短期間で対策するのが難しいため、早い段階から論文の「ネタ」を複数準備しておくことをおすすめします。

試験日までにどの程度の勉強時間を確保すればよいか迷っている方は、前提知識別の考え方も確認しておきましょう。

ITストラテジストの勉強時間は?前提知識別の目安と勉強スケジュール

まとめ|2026年度はCBT化への移行初年度

2026年度のITストラテジスト試験では、CBT方式への移行という大きな変更があります。

主なポイントをまとめると、

・2026年度からCBT方式で実施
・ITストラテジストは前期試験で実施
・申込受付期間は2026年10月6日~10月24日
・科目A-1・A-2は2026年10月17日~10月27日
・科目B-1・B-2は2026年11月11日~11月23日
・午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱから科目A-1・A-2、B-1・B-2へ名称変更
・知識・技能の範囲や出題形式・出題数・試験時間などは変更なし
・2027年度からは新試験制度への移行が予定されている

となります。

CBT化によって受験方法は変わりますが、2026年度については問われる知識・技能の範囲そのものに変更はありません。

これまでの過去問なども活用しながら、科目Aの知識対策と科目Bの記述・論述対策を進めていきましょう。

最新情報については、受験前に必ずIPA公式サイトを確認してください。

IPA「2026年度の申込受付期間・試験実施期間」

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