プロフェッショナルデジタルスキル試験とは?3区分の違い・対象者・選び方を比較【2027年度新設】

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2027年度から、情報処理技術者試験は新しい試験制度へ移行する予定です。

その中でも大きな変更の一つが、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の新設です。

プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)には、

  • マネジメント
  • データ・AI
  • システム

の3つの試験区分が設けられる予定です。

「3区分は何が違う?」
「自分ならどれを選べばいい?」
「現在の高度試験とはどういう関係?」

と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、IPAが公表している最新情報をもとに、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の3区分の違いと選び方を整理します。

なお、新試験制度には今後変更される可能性のある内容も含まれています。本記事は2026年9月時点のIPA公表情報をもとにしています。

IPA「試験制度の見直しについて」

プロフェッショナルデジタルスキル試験とは?

プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)は、2027年度の情報処理技術者試験の制度見直しに伴って新設される予定の試験です。

IPAが公表している新制度では、次の3区分が設けられる予定です。

  • プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)
  • プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験(仮称)
  • プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称)

いずれも専門的なデジタルスキルを評価する試験ですが、評価する専門領域が異なります。

新試験制度への移行は2027年度から予定されており、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各区分は、2027年度の夏頃から秋頃に開始される予定です。

2027年度の情報処理技術者試験はどう変わる?新試験区分と変更点を解説

プロフェッショナルデジタルスキル試験3区分の違い

3区分の大きな違いは、どの専門領域の知識・技能を評価するかです。

簡単に整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。

マネジメント
→ データ・デジタル技術を活用するプロセスをマネジメントする

データ・AI
→ データドリブンな活動を支える基盤を構築し、データを整備する

システム
→ システムの要件定義・設計・開発・運用を主導する

同じプロフェッショナルデジタルスキル試験でも、求められる専門性にはかなり違いがあります。

IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」

マネジメント|ビジネス・プロジェクトを動かす領域

プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)は、組織やビジネスにおいて、データやデジタル技術を活用するプロセスをマネジメントする専門的な知識・技能を評価する試験です。

そのため、IT戦略やプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど、ビジネスとITをつなぎながら取り組みを推進する領域に関心がある人と相性がよいと考えられます。

試験内容やITストラテジストとの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験とは?試験内容・難易度・ITストラテジストとの違いを解説

データ・AI|データ活用を支える領域

プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験(仮称)は、組織やビジネスのデータドリブンな活動を支える基盤を構築し、データを整備するための専門的な知識・技能を評価する試験です。

データやAIをビジネスで活用するための基盤づくりに関心がある人にとって、注目度の高い区分になるでしょう。

ただし、2026年9月時点では、データ・AI区分のシラバス案やサンプル問題はまだ公表準備中です。

現段階で難易度や具体的な対策方法を断定するのは難しいため、今後のIPAからの情報を確認する必要があります。

プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験とは?試験内容・難易度・対象者を解説

システム|システム開発・技術を主導する領域

プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称)は、デジタル技術を適用するシステムについて、要件定義・アーキテクチャ設計・開発・運用を主導する専門的な知識・技能を評価する試験です。

そのため、システムアーキテクチャやデータベース、ネットワークなど、システムを技術面から設計・構築する領域に関心がある人と相性がよいでしょう。

プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験とは?試験内容・難易度・対象者を解説

3区分に共通する試験形式

IPAが2026年3月に公表した検討状況では、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の3区分はいずれも、次の構成が予定されています。

  • 科目A-1:90分・60問
  • 科目A-2:23問
  • 科目B:12問
  • 科目A-2と科目B:合わせて120分

また、2027年度の新制度では、すべての試験区分をCBT方式で実施する予定です。

ただし、新設されるプロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の具体的な実施時期・期間については、2026年9月時点では詳細が検討中です。

プロフェッショナルデジタルスキル試験はどれを選ぶ?

3区分のどれを選ぶか迷った場合は、自分が伸ばしたい専門領域から考えるのが分かりやすいでしょう。

ビジネスやマネジメントを重視するなら「マネジメント」

ITを使ってビジネスを変革したい人や、プロジェクト・サービスをマネジメントする立場を目指す人は、マネジメント区分が候補になります。

特に、IT戦略やプロジェクトマネジメントなどに関心がある人は、まずマネジメント区分の詳細を確認してみるとよいでしょう。

データ・AIを重視するなら「データ・AI」

データを活用した意思決定や、AI・データ活用を支える基盤に関心があるなら、データ・AI区分が候補になります。

ただし、シラバス案など未公表の情報も残っているため、現段階では今後のIPAの発表を待って判断するのも一つの選択肢です。

システム設計・開発を重視するなら「システム」

要件定義やアーキテクチャ設計、システム開発・運用など、技術面からシステムを主導したい人は、システム区分が候補になります。

技術系の専門性を高めたい人は、システム区分の出題範囲を確認してみるとよいでしょう。

現行の高度試験とはどういう関係?

2027年度の制度見直しでは、現行の高度試験から試験区分体系が大きく変わる予定です。

ただし、「現在の○○試験が、そのまま新制度の○○試験になる」という単純な一対一対応として考えない方がよいでしょう。

新制度では試験区分や出題範囲が再整理されるため、これまでの高度試験との関係を確認するときは、試験名だけではなく、IPAが公表している対象者像や出題範囲を見ることが重要です。

なお、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各区分については、現行の高度試験と同等の免除制度や、一定期間の経過措置を設けることが検討されています。

詳細は今後のIPAの発表を確認しましょう。

ITストラテジストと新制度の関係については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ITストラテジストは2027年度に廃止?新試験制度と今後どうなるかを解説

まとめ|3区分は目指す専門領域で選ぼう

プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)は、2027年度から新設される予定の専門人材向け試験です。

3区分の違いを簡単に整理すると、

  • マネジメント:ビジネスやプロジェクトなどをマネジメントする領域
  • データ・AI:データ活用を支える基盤やデータ整備の領域
  • システム:システムの要件定義・設計・開発・運用を主導する領域

となります。

「どれが一番上か」ではなく、自分がどの専門領域を伸ばしたいかで選ぶことが重要です。

一方、新制度にはまだ詳細が決まっていない部分もあります。

受験を検討している人は、IPAの最新情報を確認しながら、自分に合った試験区分を検討していきましょう。

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