情報処理安全確保支援士試験は2027年度どう変わる?新制度の変更点を解説
2027年度から、情報処理技術者試験は新しい試験制度へ移行する予定です。
現在の高度試験などが大きく再編されるため、
「情報処理安全確保支援士試験もなくなる?」
「2027年度から別の試験になる?」
「今まで勉強した内容は無駄にならない?」
と気になっている人もいるでしょう。
結論からいうと、情報処理安全確保支援士試験は2027年度以降も独立した試験として継続される予定です。
一方で、新しい試験制度に合わせて出題範囲などは見直されます。
この記事では、2026年9月10日時点のIPA公式情報をもとに、情報処理安全確保支援士試験が2027年度からどう変わる予定なのかを解説します。
※新試験制度は現在も検討中です。今後、試験内容などが変更される可能性があります。
情報処理安全確保支援士試験は2027年度も継続予定
2027年度から情報処理技術者試験の試験区分体系は大きく見直されます。
現行の応用情報技術者試験や高度試験を含む試験体系は再編され、プロフェッショナルデジタルスキル試験などが新たに設けられる予定です。
一方、情報処理安全確保支援士試験は廃止されず、2027年度以降も独立した試験として継続される予定です。
IPAが公表している新しい試験区分体系でも、情報処理安全確保支援士試験は独立した試験として位置付けられています。
IPA|試験制度の見直しについて
そのため、「2027年度になると情報処理安全確保支援士試験そのものがなくなる」と考える必要はありません。
2027年度から何が変わる?
試験自体は継続されますが、現在の試験がそのまま続くわけではありません。
2026年9月10日時点では、新制度に向けた情報処理安全確保支援士試験 シラバス案 Ver.0.1が公開されています。
新制度への移行に伴い、出題範囲の体系などが見直される予定です。
IPA|新試験制度のシラバス案について
また、IPAは新制度の科目Bサンプル問題も公開しています。
IPA|新試験制度のサンプル問題について
2027年度以降に受験する場合は、現行試験の教材や過去問題だけではなく、新しいシラバスやサンプル問題も確認しておくことが重要になります。
試験は科目A-1・科目A-2・科目Bで構成される予定
新制度の情報処理安全確保支援士試験は、科目A-1・科目A-2・科目Bで構成される予定です。
科目Aでは共通的な知識や情報セキュリティに関する専門知識などが問われ、科目Bでは情報セキュリティに関する知識・技能を実際の場面で活用する力が問われます。
特に科目Bについては、すでにIPAからサンプル問題が公開されています。
新しい出題形式のイメージを確認したい人は、一度目を通しておくとよいでしょう。
ただし、IPAはサンプル問題について、新たな出題分野や出題形式のイメージを共有するためのものとしています。
実際の試験と同じ問題作成・チェックのプロセスを経たものではないため、サンプル問題だけから本番の難易度を判断するのは避けましょう。
科目A-2試験の免除制度は継続予定
情報処理安全確保支援士試験には、IPAが認定した学科などで所定の情報セキュリティに関する課程を修了した人を対象とする、科目A-2試験の免除制度があります。
この制度についてIPAは、2027年度の新試験制度への移行による変更は予定していないと明記しています。
そのため、新制度になるからといって科目A-2試験の免除制度がなくなる予定ではありません。
なお、免除にはIPAが認定した課程の修了など所定の条件があります。すべての受験者が利用できる制度ではない点には注意してください。
現行制度で取得した科目A-1試験の免除はどうなる?
現行制度で情報処理安全確保支援士試験や高度試験などの一部科目の免除要件を満たしている人は、2027年度以降の扱いも気になるところです。
IPAは、現行制度で免除要件を満たした場合について、一定期間、新制度の情報処理安全確保支援士試験などで一部科目を免除する経過措置を検討しています。
ただし、2026年9月10日時点では「検討中」の内容です。
具体的な対象者や期間などについては、今後のIPAの発表を確認する必要があります。
IPA|科目A-1試験免除について
2026年度と2027年度のどちらで受験するべき?
すでに情報処理安全確保支援士試験の勉強を進めているのであれば、新制度になることだけを理由に2027年度まで待つ必要はないでしょう。
情報処理安全確保支援士試験そのものは2027年度も継続予定であり、情報セキュリティに関する基礎知識や専門知識が不要になるわけではありません。
一方、2027年度以降に受験する予定なら、新しいシラバス案と科目Bサンプル問題を確認しておくことが重要です。
現在の教材で基礎を学びながら、新制度で変更される部分を追加で確認する方法が現実的でしょう。
なお、新制度に向けた具体的な勉強方法については、次の記事で詳しく解説します。
「情報処理安全確保支援士試験の勉強方法|2027年度新制度に向けた対策」
まとめ|情報処理安全確保支援士試験は2027年度も継続予定
2027年度から情報処理技術者試験の制度は大きく変わりますが、情報処理安全確保支援士試験は廃止されず、独立した試験として継続される予定です。
一方で、新制度への移行に合わせて出題範囲などは見直されます。
2026年9月10日時点では、
・情報処理安全確保支援士試験は2027年度も継続予定
・新制度のシラバス案 Ver.0.1が公開済み
・科目Bサンプル問題が公開済み
・科目A-2試験の免除制度は変更予定なし
・現行制度で取得した一部科目の免除については経過措置を検討中
という状況です。
2027年度以降に受験する場合は、現在の教材だけでなく、IPAが公開する新制度の情報も確認しながら準備を進めましょう。


